ワクワークを考えるblog

もっとワークワークな世の中を! 『ヒト』と『カネ』の課題を解決する幸せ視点とお金視点のコンサルティング会社です。

新人時代のキャリアデザイン

みなさん、はじめまして。

株式会社トリプルバリューは「もっとワークワークな世の中を!」目指し『ヒト』と『カネ』の課題を解決する幸せ視点とお金視点のコンサルティング会社です。

初回のブログはトリプルバリューCCO(最高キャリア開発責任者)で1級キャリアコンサルティング技能士の千葉裕子から「新人時代のキャリアデザイン」についてお話したいと思います。
 
みなさんは、ご自身が新入社員のときに受けた教育や研修を覚えていますか?
「鉄は熱いうちに打て」というように、社会人デビューして最初に受けた研修、上司の言葉、成功体験や失敗体験の数々とそこから得た教訓が、今の自分のベースになっていると感じていらっしゃる方は多いのではないかと思います。
 
導入教育の目的は大きく3つあります。
(1)仕事に対する態度や姿勢、いわゆる「プロ意識」を形成すること
(2)課題を解決していくために必要な「社会人基礎力」を身につけること
(3)自分の人生は自分で切り拓く、自ら育つという「キャリア意識」を醸成すること

 
まず、(1)の「プロ意識」を形成するには、どうすればいいでしょうか。
私は、もっとも効果的な方法はプロの仕事人に触れることだと思っています。新人を受け入れる側の上司や先輩社員がそれぞれのプロ意識を言葉で語ることができ、それを体現していることが刺激になります。3月に「OJT担当者研修」などの先輩社員側のトレーニングが多いのは、そこを心得ている企業ですね。


新入社員研修では、我々講師がプロのロールモデルとして振る舞うのとともに、「プロとはどういう人か?」をグループ討議を通して自分の頭で考えてもらいます。
 
次に、(2)の「社会人基礎力」の育成は、人生100年時代を見据えた中長期的視野で取り組むことが大切です。コミュニケーションの基礎になるビジネスマナーや電話のかけ方などのスキルトレーニングに加え、トリプルバリューでは「自分の頭でとことん考え抜く力」をつけるためのクリティカルシンキングもカリキュラムに入れているのが特徴です。
 
最後に、(3)のキャリア意識の醸成についてです。
コロナ禍に象徴される変化の激しい不確実なVUCAの時代には、たとえ新入社員であっても自分のキャリアを会社や上司任せにするのではなく、自ら主体的に成長して組織への貢献度を高める意識が欠かせません。


とかく若いうちは、自分の興味関心のあること、やりたいことに固執しがちですが、キャリア開発の視点から申すと、新人時代は未開拓な潜在能力を開花させることの方が大切です。

 

キャリアデザイン推進のモデル(図参照)を用いて、MUST・CAN・WANTの輪の重なりを広げていくための意識を高め、与えられた仕事に前向きに取り組むマインドを育てて参ります。

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will can must

今年もまもなく日本の未来を担う若い人材がキャリアの第一歩を踏み出します。

「失敗をしないように」「迷惑をかけないように」とビクビクしている新人さんを見ると、いつも本当に胸が痛みます。仕事を通して成長し、豊かな人間関係を築き、自分の持ち味や能力が世の中の役に立つ喜びを存分に味わわせてあげたいですね。

 

もっとワークワークな世の中を!

一緒に実現して参りましょう。