ウェルビーイングの実現に ポジティブ心理学×幸せ視点の経営学その2
こんにちは、トリプルバリューの山本龍太です。
私たちは「もっとワクワークする世の中を!」をスローガンに、働きがい改革を進めています。以前のメルマガで、私が学んだポジティブ心理学とMBAの学びを基にした経営学をかけ合わせた取り組みをご紹介しましたが、今回はその第2弾です。
突然ですが皆様は「幸せになりたいですか?」 おそらくほとんどの方がYesとお答えになるでしょう。
では「幸せになる行動」をとられていますか。この質問だと最初の質問よりYesの数がぐっと減ります。逆に「不幸せにならない行動」を選択していないですか?と質問するとYesの数が先ほどより増えることもあります。
これは行動経済学のプロスペクト理論(人間は「得をすること」よりも「損をしないこと」を選んでしまうという法則)なので、やむを得ないですが、それで終わらせてしまうと幸福度は増しません。では、どうすればよいでしょうか。
私たちはポジティブ心理学の父であるセリグマンが提唱したPERMAという考え方を重視しています。もとはウェルビーイングを測定する心理検査だそうですが、私たちはこの状態になるにはどうすればよいかという文脈で活用しています。
【PERMAの各項目の事例】
●Pleasant Emotion:ポジティブ感情
例)テストで90点取ったとき「10点分間違えた」ではなく「90点取れた!」とポジティブにとらえることが大切です。
●Engagement:エンゲージメント
例)「もうこんな時間?」となるぐらい何かに没頭するような状態です。
●Relationship:人間関係
例)職場で一人でも自分のことを気にかけてくれる人がいると幸福度が高まるようです。
●Meaning&Purpose:行動の意味、意義
例)三人のレンガ職人の話。レンガを積んでいる人に「何をしているの」と聞いたら、「レンガを積んでいる」「壁を作っている」「100年続く大聖堂を作っている」という三者三様の答えが返ってきたという話ですね。この大聖堂と答えた人(大きなビジョンがある人)が後に現場監督として多くの人を育て、大聖堂には彼の名がつけられたという話です。
●Accomplishment(Achievement):達成
例)目標を達成する。達成感を感じる。
こういった状態は幸福度が増している状態です。私たちの目指す「ワクワクしている状態」はこの5つのどれかに当てはまると考えています。では、これらを満たすにはどうすればよいのでしょうか。続きは【ウェルビーイング】シリーズのその3でお伝えする予定です。
私たちは組織の幸福度を上げる研修やセミナーも行っています。組織に課題を感じている方はお気軽にご連絡ください。ワクワークしているスタッフからご連絡いたします。